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雲の意図

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※残り7536日。 Overall Ranked # 35,898 (2018.06.07).


釈迦はまた、ある日の朝、雲の上を散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見た。
また、あの蜘蛛の命を救った善行一回の地獄に舞い戻った泥棒が目に入った。


善行一回の泥棒は、今度は絹糸職人の長の邸を塀の外から眺めていた。
様々な色に染められた糸が善行一回の泥棒の目を引いたからである。
家の中の人々が一様に非常に悲しそうな顔をしているのが気になった善行一回の泥棒は、
その邸の周囲を回ってみた。


と、その近くを通った召使らしき人々の、
「鬼に騙されて貢物がまた必要で。」
「鬼に騙された闇の蔵人に催促されて。段々回数が多くなって、周期も短くなって。」
「ここの邸が無くなったら、どうしたらよいのか。」
という、ひそひそ話が通りすがりに聞こえた。


善行一回の泥棒は、この邸がなくなったら、己の着物まで消滅しかねない悲惨な結果を想像
して怖くもなり、また絹糸職人の家の人に同情したり、己が鬼に騙されて泥棒にさせられた
原因や「オレさえ良けりゃそれでいい」の邪念で蜘蛛の糸が切れて地獄脱出に失敗した過去
の不幸を漠然と思い出し「他の人々も鬼に騙されて困っている。オレはどうすりゃいいのか」
と思うと、突然眠くなった為、そのまま家に帰って、床についた


善行一回泥棒の心の中まで観ていた釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、また一本の
蜘蛛の糸を下ろした。


善行一回の泥棒は、雲の上からまた蜘蛛の糸が降りてくるのが見えた。
前回釈迦の慈悲により蜘蛛の糸で地獄脱出を試みるに蜘蛛の糸より軽い己の中身・魂の存在
を鬼に目隠しされて気付かすに「オレだけ助かりゃいい」というオーメン鬱邪念周波数6.66HZで
蜘蛛の糸が切れて元の地獄へ堕ちてしまった善行一回の泥棒は、今度こそはと摑まった蜘蛛
の糸を、「この蜘蛛の糸を撚ることはオレの心の拠り所也。」などとぶつぶつ唱えつつ、両手で
蜘蛛の糸を撚り上げながら、亀の歩みの速度で、蜘蛛の糸を登り始めた。


この善行一回の泥棒の過去の失敗効果により因果を思慮した結果、念じて蜘蛛の糸を撚る回
数が増えれば増える程、蜘蛛の糸の芯は、段々強くなり、目にも付き易くなり、鬼に騙されて地
獄に堕とされた前回よりも多くの人々が、その糸で上に登ってきて、善行一回の泥棒の呟きが
上から聞こえた為、同じ信念で蜘蛛の糸を登り、ますます蜘蛛の糸はどのような重みにも耐え
られる様に強度が増していった。


やっとの思いで雲の上に登れた、鬼に騙されて堕とされた人々は、初めて雲の上からその目で
地獄を見て、鬼が造った地獄の全容と、鬼が地獄を雲の上の世界と切り離した理由、古代天空
大戦争強姦出生育児放棄虐待犠牲の死霊鬼が神の名を騙って生きている人々に憑いたり騙し
たりして、奴隷にして獄に閉じ込めて黒子(黒衣)として人に憑りつき地上の獄の魂リサイクルを
行うという、宇宙で誰にも相手にされない哀しき男の劣等感と嫉妬と他者承認要求の塊の愉快
犯的蛮族アフォリズム行動の理由を知った


また雲の上の世界はエネルギーを含めたオールリサイクルのお互い様対等システムで和気
藹々とした気に満ちて、蜘蛛の糸に時間を掛けて登ってきた人々は更なる達成感を得て、善行
一回の泥棒に続いて雲の上に登った人々は、善行一回の鬼に騙されて堕ちた泥棒の過去の
行いを許した


失敗を糧にして不屈の精神でひたすら行動した善行一回の泥棒の満足した表情を見ていた
釈迦は安堵の表情を浮かべ、雲の上から反重力の飛車で水星へと飛び去った。


善行一回の泥棒は、完全に目が覚めた時、己が雲の上に居ることに気付いた。
そして、地獄で眠っている時に、雲の上にいたことに気付いたのだった。


蜘蛛の糸が気になった善行一回の泥棒は、蜘蛛の糸の強度が更に増していることに気付
き、それでまた簡単に下に降りることも出来ることを他の人に伝えた。


そして、雲の上に登って地獄の真実を観た多数の人々が、今度は蜘蛛の糸で下に降りて鬼と
鬼の下僕達を説得して、様々な苦労と困難の末に地獄が雲の上と通じて地獄消滅と相成った
のは、かなり後の話である。



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