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BPHSによるインド占星術のハウスの解釈 h ttp://space.geocities.jp/rpmks166/12house.htm
のキャッシュ より引用)
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この記事は、Ptサンジャイ・ラス氏の最も優れた弟子の1人であるSarat Chander氏によって編集されたものを、Sarajit Poddar氏(Varahamihira氏)が付与されたもののようです。
ハウスの解釈は各所で良く目にしますが、今回は新鮮な発見があり、漠然としていた事が明らかになりました。例えば5室は未来(現実)を創る想像力だということです。5室は10室から8室目ですから、カルマを変える力があり、8室から10室目ですから、8室のカルマ(8室が現実に影響する様子)をも表しているということにもなります。さらに「過去生の功徳」を示すのは5室ではなく9室の表すところとなっていました。考え方でどうとでも解釈できる占い全般ですから、自分の納得する理論を採用するのが一番良いでしょう。しかしながら、この記事が優れているのはダルマハウスの5室と9室に関しての解釈だと思います。因みにその人の人生が幸福か否か、に関しては7室がもっとも影響するようです。
12ハウス・・となっていますが、10室までの解説しかありません。ポッダー氏のブログ記事内から探しましたが続きはなく、記事のコメントによると紛失されたようでした。しかし、7室の解説のところに12室やウパパダについて記載があります。9室の解説のところに11室に関連した記載もあります。
記事の内容により元の文章に説明的文章を加えている箇所があります。
The 12Houses of Zodiac-From BPHS
h ttp://varahamihira.blogspot.jp/2004/10/12-houses-of-zodiac-from-bphs.html
BPHSによる獣帯の12ハウス
(第1ハウス)
マハリシは世界教師マイトレーヤに向かっていいます。身体、外見、知性(脳の活動)、身体の構成、強さと勇気、弱さ、幸運、悲しみ、内面の性質、などはラグナ(アセンダント、第1ハウス)によって決定されます。
第1ハウスとは出生の瞬間に東の地平線に上昇する星座です。太陽は生来的アートマカラカですから第1ハウスにとっては大変重要な役割があり、太陽の強さと配置は注意深く調査されねばなりません。強く配置の良いラグナロードは長寿と質の高い人生をもたらします。
第1ハウスは人の全人生において総ての源となるハウスです。人の出生を表し、神がどのような形態や性質をその人に望んだのかを表しています。ですから第1ハウスとその支配星(ラグネーシャ、ラグナロード)は出生図を解読する上で最も基本となり最も重要な働きをしています。出生図における各12ハウスはそれぞれ役割があり意味がありますが、それらは総て第1ハウスと密接に関連して作動しているのです。
カーラプルシャ(身体の部位)では第1ハウスは脳(大脳、小脳、脳幹の総て)を表し、知性として解釈されます。神を表すブリハスパティは人の頭に座し、「ブラフマペータ」または「ブリハスパティの座」として知られています。全てを知り全てを見ることのできる全知全能の神がブリハスパティです。出生図において人は「神」として表されているのです。ですから第1ハウスとラグナロードの状態は知性と知識、天性の性質、幸運などを分析する上で大変重要になります。
ラグナロードが3室、5室または6室に在住するか、アスペクトをするなど何らか関連していれば、その人は大変知識欲があります。その人はいつも知識を求め、所謂ディーマンター・ヨーガになります。5室の支配星がラグナに在住するか、アスペクトする場合も同じ様になります。
(第2ハウス)
富、食物(穀物、シリアル)、食する食べ物の性質(量と質)、裕福さ、家族(Kula)、家系に伝承される神(Kula Devata)、集められ所有する富(サンチッタ・ダーナ、所謂お金で価値を計ることのできる富)、穀倉、宝物、貯蔵庫、倉庫、歯、唇、口、スピーチ、目、金、資産、あらゆる財産、などを表します。
良い家族は堅実なる人の必要とするものです。人がある特定の家族(家系)に生まれ付くというのは、その家系に特定の関係があるからです。それぞれの家系にはその家系が崇拝する神がいます。その神はその家系を導いていくことになるのです。これらは第2ハウスに表れます。
第2ハウスは大変重要なハウスです。第2ハウスは実際にラグナを維持しています。命を保ち、肉体の生命を維持するヴィシュヌ神のハウスです。ヴィシュヌ神は人々の面倒をみて、食物や必要なものを提供しています。食物と食物を買うお金が無ければ、生命は維持できません。アートマが肉体を持って誕生した目的を叶えるために食物は、アートマを封じている肉体を維持するのに不可欠なものです。ですから第2ハウスはその人が食する食物の量と質を表すのです。
ここで言う富とは生命を維持するための富であり、食物や生活に必要なもの、いざというときに必要なものを買う能力です。サンチッタ・ダーナとは直ぐに使える貯蓄です。保存している穀物、食料、金、効果な金属や宝石など、いつでもお金に変換可能なものはサンチッタ・ダーナです。
第2ハウスは死を誘発するマラカとしても機能します。2室への剋傷は富を失うこと、生命の維持に必要なものが不足することを意味します。不適当な食物を摂取する事、必要な食物が不足する事は病気に繋がり、ラグナを維持できなくなります。
(第3ハウス)
腕、腕の強さ(パラクラマ・バーラ)、勇気、兄弟姉妹、短い旅行(幼児が自分の腕で這う意味があります)、寿命、知性、創造性、仕事に対する態度と為された仕事の種類(このハウスに在住する凶星は軍隊、警察、その惑星に関連する仕事を表し、その仕事に関しては太陽の状態によって階級や名誉、仕事の種類が表されます)、仕事の技能、などを表します。
腕の力はパラクラムバリと言われ、握る強さを意味します。第3ハウスは人がどのように、どんな方法で、腕の力を使うかを表しています。その腕の力が正しい方向へ向かうのか、正しい目的を持っているのか、或いは否かが、第3ハウスの星座の支配星と在住する惑星によって推測されます。
第3ハウスは6室、10室、11室と同じくウパチャヤ(成長する)・ハウスです。ウパチャヤの活動は完全に人によってコントロールされる活動です。変える事のできない運命、これから起こると決まっている事は、人によってコントロールできない事です。ですから人のカルマとカルマから生じる活動はウパチャヤ・ハウスに表れ、人の努力によって完全にコントロールできるものなのです。例えば、3室が強い人は剣闘が得意で強いパラクラムバリを持っていますが、闘うか否かは完全にその人の選択によるものであり、カルマというものがその人の手(意思)によるものだという事です。
3室は5室からの11室目です。それは知識から獲得するものを意味します。これはその人が持つ知識をどのような方法で使用するかという事も含んでいます。知識を有効に使うか否かはこのハウスから判断します。
3室はまた、その人の手が主に握るものを表します。
・ 土星:弓と矢
・ 太陽:銃、剣
・ 火星:槍、3本槍
・ 木星:数珠
・ 金星:花、絵筆、美しいもの
・ 水星:ペン
(第4ハウス)
母親、母国、親戚、不動産、車、移動する乗り物、心の平安、自己の繁栄、心、一般の教育、一般の幸福、家庭と幸福、などを表します。
第4室は1室、7室、10室と同じホロスコープにおけるアングルでありケーンドラです。ケーンドラのハウスはホロスコープを構成する主要な柱の役割があります。第1室は誕生(ラグナ)です。第7室はアセンダントに対するディセンダント、自分の欲望の基礎となるハウスです。第10室は空、カルマによって人が登りつめる場所です。そして第4室は天底、パータル(地獄)を表し、空(カルマ)から落ちた自分自信に出会う場所です。ケーンドラはこのようにホロスコープにおいて主要なハウスなのです。
第4室は、母親や一般の幸福を表すだけでなく非常に重要なハウスになります。幼少期の子どもは全面的に母親の保護の下に委ねられています。子どもの事に関しては凡て母親が理解しているという事で、母親が食事、居場所、生活の援助を提供します。子どもはお腹が空いたり不機嫌になったりすれば母親を探し求めます。栄光の高み(第10室、カルマのハウス)から転落した時、母親以外の誰も彼の無事を祈る事は無く、援助する事もありません。母親は法や罪を犯した子どもでさえも守ります。母の子どもに対する愛は盲目で偏らない真実の愛なのです。クリシュナ神は個人と神との関係を、母と子の関係とよんでいます。第4室は母の愛という関係から、神に対する愛情を形作っていくのです。第4室には、私たちが最も弱くなった時に、最も保護の必要な幼少時の母親のように私たちを助けてくれる神が表されているのです。シュリ・アディ・シャンカラはモクシャを達成するには母親への祝福が大変重要だと言っています。シュリ・シャンカラは「Gatistvam gatistvam tvameka bhavani」と言います。母を祝福する事は人生の向かう方向にスピード(gati)を与え、精神性を追求する要求を呼び覚ます効果があります。
神と同じように母親がアシュラム、隠れ家を提供するものであるのと同じように、第4室は母国、異国に関わらず土地や住まいの獲得を表します。4室の支配星が8室に在住する場合は生まれた土地から離れたところに土地を獲得し、12室に在住する場合は外国で土地を獲得する場合もあります。
4室は母親から受け継ぐもの、母親から学ぶことを表します。私たちが生まれて最初に話す言葉、母国の文化に対する愛情は4室に表れます。4室に在住する敵対星位の惑星、パーパとなる惑星は4室の象徴する事柄に当然のことながら影響を及ぼします。
4室は心を表示するハウスです。愛情、即ち真実の愛は、真実の愛を行う心(意識的な思い)があればこそ存在します。心と魂によって愛するものをひたすら愛し続けるのが真実の愛です。4室と4室在住星、4室支配星の強さと配置からは、その人の心が慈悲に満ちているのか傲慢でしかないのかが判ります。4室にラーフが在住している場合は粗暴または頑丈な心の持ち主です。他の4室の状態からは心臓の疾患になる可能性もあります。金星のような吉星が4室に在住する場合は情熱的な恋愛やとても優しい母親を表します。このようにして4室からは心と身体、感情の状態が判ります。4室は幸福と悲しみも表します。剋傷が無く、良い配置の4室は一般的な幸福を与え、悲嘆にくれることは少なくなります。4室(心)と1室(精神)には明らかな関係があります。一般的な幸福は欲望が満たされることによって達成されるのです。
4室は一般の教育も表します。その人が受ける一般の教育の種類とその及ぶ範囲を示します。学校、大学、専門学校、などで教育を受ける期間を表します。4室にラーフが在住することは母親の問題と、教育の拒否などが起こる可能性がありますが、外国への傾倒と外国語を上手く使いこなすなど何か普通ではない場合もあります。
4室からは、乗り物の生来的カラカである金星との関係により、総ての移動手段が示され予測できます。金星が4室に在住するかアスペクトする場合は人生においてあらゆる良い物に恵まれ、物質的に満たされることになります。ラーフ、ケートゥ、土星の在住またはアスペクトは、この世の楽しみが否定あるいは破壊され一般的な幸福が制限されます。4室に関係する惑星の結果は人生の早い時期に現れます。一方1室、7室に関係する惑星の結果は人生の後半になってやっと感じることが出来ます。
人が幸福を感じるのは自分の手で獲得したものに対する反応です。私たちは行為(10室)の必要と重要性を大いに認識していますが、自我の安楽を追い求める傾向があります。幻影の世界で安楽を成し遂げる時に、私たちは満足するのです。幸福を感じる何かを成し遂げるとは、こういった傲慢な満足の感覚に浸るという事です。
(第5ハウス)
知識、マントラとヤントラの知識(宝石など、スピ系で使用する物)、子供(息子)、計画、政府や王室から与えられるステイタスまたは権威、地位の失墜、などを表しますが、一般的に未来のハウスです。
1室、5室、9室はダルマ・トリコーナです。5室にはブリハスパティ(神)の影響があります。ブリハスパティは子供のカラカ、知識のカラカ(彼は師であり教師です)、人生において人が良くあるための特別な恩恵です。それ故に、ブリハスパティの影響は細心の注意をもって考察するべきです。一般的な恩恵と知識の獲得、人生における良い事のためにブリハスパティを祀る必要があるでしょう。特に5室へラーフからの剋傷がある場合は必要です。
子供たちは両親とその世代にとっての未来と希望になります。両親は子供たちを保護する事によって、その成果を見守る事によって未来を推測するというギャンブルを行います。5室はその人の未来を表すばかりでなく、将来獲得するであろう名声と名誉を思い描く事のできる能力も表しています。バーヴァットバワンの原則によると5室は10室(カルマのハウス)からの8室目であり、8室から10室目のハウスです。ですから5室からは想像する能力と、ギャンブルのハウス(または不労収入)である8室のカルマを表すハウスになるのです。
5室は4室から2室目ですから4室(一般の教育)を維持するハウスになります。ディー・シャクティ(ディー・シャクティが無ければ誰も何も成し遂げる事はできません)の表示体であるブリハスパティに関連した5室の活動は、一般の教育にとっても特殊な教育にとっても重要性があります。何かを理解しそれを有効に活用する事は有意義な人生にとって重要です。マントラ、タントラ、ヤントラの知識を与えるのはグル(教師)ですから、グルまたは教師を探し求め尊敬と服従によって、それらの知識を獲得するにあたって5室はもっとも重要なハウスになります。
5室への剋傷は知識や知性、教師に対する尊敬と服従にとってネガティヴな影響を与えます。剋傷された5室のネガティヴな側面としてギャンブルなどで良い結果を思い描く能力が障害されてしまう事です。これは即ち将来のヴィジョンが明るく発展するものになりにくいという事です。
5室は7室から11室目ですから、5室からは結婚によって獲得するものも表します。
以下は5室に在住する惑星の意味です。
太陽:子供の誕生の時の怒り、中年での困難、孤独な生活、父への愛情
月:母への愛情、母国への愛情
火星:兄弟への愛情、戦争での戦術の知識、武器・物質的な芸術・スポーツなど攻撃的な性質が必要とされるものへの愛情または適性、良い料理人、手術の知識、帝王切開による出産(この場合ハヌマーンへのプージャが推奨され、出産の時にはクジャの影響を癒すために黄色の布を敷きます)、木星が同時に在住またはアスペクトしていれば、帝王切開ではなく普通の出産になります。
水星:大変知性的で、知識と知性を愛する、子供への愛情、経理・商売・取引を成し遂げる
木星:息子への愛情、ヴェーダの知識を始め超自然な知識や知性を愛する、教える事への愛情、法律に詳しく弁護士に適性がある、神聖な能力
金星:娘への愛情、いわゆる娯楽を愛する、車などに乗った移動を愛する、旅行好き、美しいものを愛する
土星:古いものへの愛情、無気力で怠惰、睡眠を好む、ルーズで動きが遅い
ラーフ:計画性がある、欺瞞に満ちた計画、教師(先祖)に対する尊敬の欠如、あらゆる楽しいことを愛する
ケートゥ:計画性のなさ、意味不明な活動、愛されているものを否定する
(参考)
惑星により示される子供の人数
太陽:1人
月:2人
木星:3人
ラーフ:4人
水星:5人
金星:6人
ケートゥ:7人
土星:8人
火星:9人
※以下、
BPHSによるインド占星術のハウスの解釈(6-10室) by アステロイ丼
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452128455.html)
へ続く。