たけ彡さき∞のインド占星術の極意1-1:ハウス (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452261000.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意1-2:惑星の象意 分割図 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452260226.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その2:ナクシャトラとAK (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452259995.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その3-1:ラグナ(ASC) (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452259880.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その3-2:惑星 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452259544.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その4:簡単チャートで占う (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452258500.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その5:恋愛、結婚、子供運 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452258399.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その6:金運・仕事運 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452258300.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その7:健康運、ヨーガいろいろ (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452257762.html)
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(太陽と同じハウスに在住するかどうか、次に太陽から何度離れているかどうか)
太陽に近づきすぎると燃焼(コンバスト)されて、惑星につよい影響がでます。幻惑されたり暴走したり。その惑星の外的なテーマが傷つくとされていますが、内的なテーマは傷つきません。たとえば水星がコンバストされると知性が活性化します。水星の象意にある「皮膚、神経、肺」などがわるい影響を受けます。水星は魚座で減衰していたり、凶星化しているとコミュニケーションに問題がでてくる。金星がコンバストすると創造性が高まります。しかし、結婚のテーマは傷つき、晩婚だったり、ちょっと変わった性癖があったり?
※月なら太陽から「12度以内」、金星なら「9度以内」、木星は「11度以内」、水星は「13度以内」、土星は「15度以内」、火星は「17度以内」ならば注意が必要です。
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惑星どうしの相性
惑星にはもともと生まれ持った「相性の良し悪し」があります。相性のわるい者が、同じ室でコンジャクトすると喧嘩を始めます。そして室(ハウス)の象意に迷惑をかけ、とくに太陽(エゴ)は最悪!でも、最後には度数の高い惑星がしきることになります。
(太陽は月、火星、木星と仲良し。 金星、土星と仲が悪い!)
(月は太陽、水星と大の仲良し。好き嫌いはあまりないが、さそり座がきらい!)
(火星は太陽、月、木星と仲良し。水星がキライ!おひつじも強気がアダになる!)※火星と土星は中立。
(水星は太陽、金星が好き。月がきらい!)
(木星は太陽、月、火星と仲良し。水星、金星がキライ!)
(金星は水星、土星と仲良し。太陽と月と仲が悪い!)※火星や木星とは中立。
(土星は水星、金星がすきで、太陽と仲が悪く、月、火星がきらい!)※土星と木星は中立。
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惑星が居心地のいい星座BEST3!(ラグナによって多少変わります)
太陽1位おひつじ座2位しし座3位さそり座
月1位おうし座2位かに座
水星1座おとめ座2位ふたご座
火星1位やぎ座2位以下はなし。(定座の火星星座は力を発揮しまくるので返って良くない)
金星1位うお座2位てんびん座3位おうし座
木星1位かに座2位いて座3位うお座
土星1位てんびん座2位みずがめ座3位やぎ座
惑星が居心地のわるい星座ワースト3!(ラグナによって多少変わります)
太陽1位てんびん座2位おうし座3位やぎ座みずがめ座
月1位さそり座(それ以外とはだいたい仲良し)
水星1位うお座2位かに座
火星1位かに座(骨抜きにされる)2位おとめ座ふたご座3位おひつじ座さそり座
金星1位おとめ座2位しし座3位かに座
木星1位やぎ座2位ふたご座おとめ座3位おうし座てんびん座
土星1位おひつじ座2位さそり座3位しし座4位かに座
もともと幸運を呼び込むといわれる惑星(生来的吉星)・・「木星」と「金星」
もともと苦労を呼び込むといわれる惑星(生来的凶星)・・「土星」、「火星」、「太陽」
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室のもつ象意と惑星のもつ象意が重なると、強すぎて良くないこともある!
7室に金星が在住するのはよくない。7室は配偶者の象意をもち、金星も配偶者のカラカ。カラカが示す配偶者(または、ビジネスパートナー)にとって良くない。
4室に月が在住すると、どちらも母親のカラカとなるため、母親との強いつながりが生まれる。母親にとっては困難であることが多い。また、土地や故郷など地縁的結びつきが強くなる。
おひつじ座や蠍座に火星が在住すると競争意識が高まりすぎて良くない。争いを自ら呼び込むようなひともいる。
逆行する惑星、星座交換する惑星、他の分割図でも同じ位置(ヴァルゴッタマ)、ラーフや冥王星とのコンジャクト、惑星からのアスペクトが集中する惑星などは要注意!前世からのカルマの持ち越し(特に過去生をあらわす「月」)ている可能性、大!
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惑星の高揚点と減衰点
惑星のそれぞれの状態をみてみよう。つよく輝く惑星はあなたの人生に素晴らしい影響を与えてくれます。減衰すると悪影響が・・
惑星が、高揚している状態→惑星が神々しく光輝く位置。惑星の良い性格がでてくる。
反対に、減衰している状態→惑星が暗く落陥して元気がない位置。禍々しいフンイキをかもし出している様子。吉星は吉意が減り、凶星は凶暴化して人生にわるさをする。
たとえば「うお座ラグナの27度前後」に「金星」が在住(高揚)していると、その人の容姿や人生全般が光輝いている。
「さそり座ラグナの3度前後」に「月」が在住(減衰)していると障害の多い人生になる・・という感じかなー
また月の場合は、星座での位置のほかに、太陽から180度の地点へ近づいていく肥えつつある月が高揚のように良く、新月や月食日食は減衰みたいなものだと考えています。
惑星ごとの最高星位(高揚点)と 最低星位(減衰点)
その度数を越えたり、度数を離れるほど意味合いが薄れる。健康に関した「ラグナロード」や「6室」支配星がもっとも影響を受ける。
太陽が最高の力を発揮するのは おひつじ座10度 良くないのは 天秤座10度 星座がどこであっても10室にあるときは強い。
月が最高の力を発揮するのは おうし座 3度 良くないのは さそり座3度
水星が最高の力を発揮するのは おとめ座 15度 良くないのは うお座15度星座がどこであってもラグナにあるときは強い。
火星が最高の力を発揮するのは やぎ座28度 良くないのは かに座28度やぎ座ラグナのときは例外で7室火星は強い。星座がどこであっても10室にあるときは強い。
金星が最高の力を発揮するのは 魚 座27度 良くないのは 乙女座27度
木星が最高の力を発揮するのは かに座 5度 良くないのは やぎ座 5度星座がどこであってもラグナにあるときは強い。
土星が最高の力を発揮するのは 天秤座20度 良くないのは おひつじ座20度
ラーフが最高の力を発揮するのは おうし座(別の説では ふたご座)減衰するのはさそり座(いて座)
けーとぅが最高の力を発揮するのは さそり座(別の説では いて座)減衰するのはおうし座(ふたご座)
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惑星の減衰のキャンセル(ニーチァ・バンガ)
1.減衰した惑星が在住している室の支配星が、「ラグナ」や「月」から見て直角に位置する場合。
2.減衰した惑星が、減衰した惑星とコンジャンクト、あるいはアスペクトしている場合。
3.減衰している惑星の「高揚する星座」の支配星(金星ならば「木星」)が、「ラグナ」や「月」から見て直角に位置する場合。
4.高揚している惑星が、減衰した惑星とコンジャンクト、あるいはアスペクトしている場合。
5.減衰した惑星と、それが在住している星座の支配星(減衰支配星)とのあいだで星座交換がある場合。
6.減衰した惑星が、高揚している惑星とコンジャンクトしている場合。
7.2つの減衰している惑星がお互いにアスペクトしあう場合(例:山羊座の木星と蟹座の火星)
8.減衰している惑星が逆行している場合。
9.減衰木星がトリシャダ3室支配でも、減衰惑星からのアスペクトでバンガ。
10.減衰惑星が3室支配or ドゥシュタナ支配、凶星がウパチャヤ在住しているとき集中力、粘りがでてくる。
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ムーラトリコーナ(最高星位の75パーセントの力を発揮。高揚の次にいい。)の星位
太陽 しし座 0-20度
月 おうし座 3-27度
水星 乙女座 16-20度
火星 おひつじ座 0-12度
金星 天秤座 0-20度
木星 いて座 0-10度
土星 みずがめ座 0-20度
ラーフ ふたご座、かに座(しし座)
けーとぅ いて座(みずがめ座)
その次にいいのは定座在住や、その室の支配星(ディスポジター)からアスペクトを受けているとき
太陽が支配星となる星座・・しし座
月が支配星となる星座・・かに座
水星が支配星となる星座・・ふたご座、乙女座
火星が支配星となる星座・・おひつじ座、さそり座
金星が支配星となる星座・・おうし座、天秤座
木星が支配星となる星座・・いて座、うお座
土星が支配星となる星座・・やぎ座、みずがめ座
ラーフの本来の星座 乙女座
けーとぅの本来の星座 うお座
条件付きで良くなる惑星(機能的吉星)・・太陽から離れつつあり肥えている「月」。傷ついていない「水星」。1,4,7,10室(ケーンドラ)や1,5,9室(トリコーナ)に在住して「木星」や「金星」とコンジャクトしている「ラーフ」と「ケートゥ」。「5,9室を支配している惑星」。(ただし凶星は完全に凶意が消えたわけではない。)
条件付きで凶星となる惑星・・太陽にちかづく弱った「月」。弱くて傷ついた「水星」。傷つけられた「ラーフ」「ケートゥ」。「3,6,11室(ウパチャヤ)を支配している惑星」。(吉星は完全に吉意が消えたわけではない。)
悪い順位・・9室(幸運の部屋)から12番目→「8室(悩み8室の支配星)」>(隠遁12室の支配星)>(訴訟6室の支配星)>(マーラカ2室支配星)>(欲望の11室支配星)>(欲望の3室の支配星)
より詳しい惑星の吉凶をみると・・
1)ケーンドラ(1,4,7,10室)を支配する惑星は影響力が(吉意、または凶意)弱まる。とくに7,10室は幸福に関係するハウスなので重要。
2)トリコーナ(1,5,9室)支配の惑星は良い結果をもたらす。とくに5,9室は富に関係する。(たとえ8室を同時支配しても良い結果をもたらす)
3)2,12,8室を支配すると中立。この場合、絡む惑星やもう一方の支配星で吉凶が変わる。
4)ラージャヨーガ(ケーンドラ支配星とトリコーナ支配星の絡み)の惑星、とくに1室支配星であるラグナロードは良い結果をもたらす。
5)トリシャダ(3,6,11室)を支配する惑星はよくない結果をもたらす。8室も同時に支配すると最悪!
6)強い惑星が、弱い惑星の影響力を阻害する。
7)太陽と月は、8室を支配していても平気。
8)暗い月<太陽<土星<火星の順に凶意がつよくなる。
9)満月<吉星化した水星<木星<金星の順で吉意がつよくなる。
10)金星、木星、水星、明るい月はケーンドラに在住することで傷つく。(吉意が減る)
11)RYK(ケーンドラ支配星とトリコーナ支配星の絡んだ惑星)の星座交換が形成されたとき最高によい結果がもたらされる。生来的凶星でもオッケー!
12)それらがコンジャクトするとき。
13)どちらか支配の星座に在住するとき。
14)お互いにアスペクトするとき。
15)ケーンドラとトリコーナを同時に支配しても3,6.11室を支配する惑星は RYKにはならない。
※ラーフけーとぅはコンジャクトする惑星の支配するハウスや在住する惑星の影響を受ける。ケーンドラやトリコーナに在住し、トリコーナやケーンドラハウスを支配することで、RYKとなる。
最終的に相性はこうなります。(出典、東西研究所)
恒久的(もともと仲良し)友好惑星+一時的(1,5,9支配)友好惑星=「親友!」惑星
恒久的(もともとフツー)中立惑星+一時的友好惑星=友好(仲良し)惑星
恒久的(もともと最悪!)敵対惑星+一時的友好惑星=中立(フツー)惑星
恒久的(もともと仲良し)友好惑星+一時的(3,6,8,11支配)敵対惑星=中立(フツー)惑星
恒久的(もともとフツー)中立惑星+一時的敵対惑星=「敵対!」惑星
恒久的(もともと最悪!)敵対惑星+一時的敵対惑星=「天敵!」惑星
※8室支配でも同時に5室,9支配のときは一時的友好惑星!
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ガンダーンダとムリチュバーギャという危険地帯!
ガンダーンタの領域・・かに座としし子座の境界、さそり座と射手座の境界、魚座とおひつじ座の境界、という火→水の星座との境界「24分幅」に位置する惑星はよくない。凶悪な性質がひきだされる。
ムリチュバーギャ・・各惑星のそれぞれに、12星座ごとに致命的な度数があり、その度数「30分幅」に在住すると惑星が致命傷を負う。ムリチュバーギャに在住する惑星が、さらに凶星と絡むと悪影響が長引く。さらにアスペクトやコンジャンクトした惑星にも悪い影響を与え、ふんだりけったり・・。
あまり傷つけられている要素が無い場合は、一時的な悪影響にとどまります。
ムリチュバーギャに在住する惑星のマハー・ダシャーよりも、ムリチュバーギャに在住する惑星のアンタル・ダシャーや、ムリチュバーギャに在住する惑星と関連する惑星のアンタル・ダシャーのときに、その悪影響は発揮されます。
ムリチュバーギャの悪影響(インド占星塾からの抜粋)
①MBが在住するハウスのテーマに悪影響を及ぼす。
②MBが支配するハウスのテーマに悪影響を及ぼす。例:5室に支配星がMBなので、子供に恵まれない。
③MBの惑星の象意に悪影響が出る。例:木星がMBなら、肝臓や子供に問題が生じやすい。
④在住するハウスの支配星に悪影響を及ぼす。
⑤本人だけでなく家族にも悪影響を及ぼす。例:MBのダシャー期に子供が病気になる。
おひつじ座~うお座の各星座ごとのムリチュバーギャ度数
おひつじ おうし ふたご かに しし おとめ てんびん さそり いて やぎ みずがめ うお
太陽 20° 9° 12° 6° 8° 24° 16° 17° 22° 2° 3° 23°
月 26° 12° 13° 25° 24° 11° 26° 14° 13° 25° 5° 12°
火星 19° 28° 25° 23° 29° 28° 14° 21° 2° 15° 11° 6°
水星 15° 14° 13° 12° 8° 18° 20° 10° 21° 22° 7° 5°
木星 19 29° 12° 27° 6° 4° 13° 10° 17° 11° 15° 28°
金星 28° 15° 11° 17° 10° 13° 4° 6° 27° 12° 29 ° 19°
土星 10° 4° 7° 9° 12° 16° 3° 18° 28° 14° 13° 15°
ラーフ 14° 13° 12° 11° 24° 23° 22° 21° 10° 20° 18° 8°
ケートゥ 8° 18° 20° 10° 21° 22° 23° 24° 11° 12° 13° 14°
ASC 1° 9° 22° 22° 25° 2° 4° 23° 18° 20° 24° 10°
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惑星は、ハウスと惑星にアスペクト(ドリシュティ)します
※1室5室9室を支配する惑星からアスペクトを受けると幸運です。火星、土星、太陽、ラーフ、ケートゥなど凶星からアスペクトを受けると悪影響がでて、「惑星が傷つく」という独特の表現をします。実際、わるい影響が、その惑星の支配する室や象意に暗い影を落とします。
1)惑星は反対に位置するハウスや惑星にアスペクトして強い影響(フルアスペクト)を与えます。惑星の在住するハウスから数えて7番目のハウスに在住する惑星と「相互アスペクト」を形成するとより影響が強くなります。
・火星は7番目以外に、火星が在住するハウスから数えて4番目のハウスと8番目のハウスや在住する惑星に対して「一方通行(干渉)アスペクト」を形成します。
・木星は、7番目以外に、木星が在住するハウスから5番目と9番目のハウス、在住する惑星に対して「一方通行(保護)アスペクト」を形成します。
・土星の場合、7番目以外に、3番目と10番目のハウス、在住する惑星に対して「一方通行(抑圧)アスペクト」を形成します。
※逆行する惑星は、在住するハウスの他に、ひとつ後戻りしたハウスからもアスペクトを形成します。アスペクトされるハウスが2倍になり、人生への影響力が増大します!
同じハウスに在住する惑星とは、「アスペクトを形成する」とは言いません。コンジャンクト(Conjunct)する、あるいはコンジャンクション(Conjunction)を形成すると言います。インド占星術では、いくら度数幅が狭くても、隣同士のハウスに在住する惑星を指してコンジャンクトしていると言うことはありません。
3)惑星は上記以外にも、弱い部分的なアスペクトを受けています。
アスペクトを組む惑星の位置が「4室」目「8室」目・・3/4アスペクト(フルを1として)
アスペクトを組む惑星の位置が「5室」目「9室」目・・1/2アスペクト
アスペクトを組む惑星の位置が「3室」目「10室」目・・1/4アスペクト
その影響は?
吉星の場合、アスペクトあるいはコンジャンクトする相手を強め、惑星がもつ吉の傾向をその惑星に投影しますが、凶星の場合、逆に相手の惑星を弱め、凶意を投影します。互いにアスペクトを組む惑星、つまり正反対に位置する惑星同士は、吉星同士であればお互いに良い影響を及ぼしあい、凶星同士であれば悪い影響を及ぼしあいますが、片方が吉星でもう片方が凶星の場合、一方は良い影響を受けますが他方は悪い影響を受けることになります。
支配するハウスの意味合いも、アスペクトあるいはコンジャンクトを形成することによって他の惑星に伝播します。
第9室の支配星とアスペクトあるいはコンジャンクトを形成する惑星は、第9室の強い肯定的なエネルギーと精神的な良いヴァイブレーションの影響を受けます。
8室や第12室の支配星とアスペクトあるいはコンジャンクトを形成する惑星は、第8室や第12室が意味する破壊や損失あるいは困難の影響を受けることになります。
※惑星が、支配する星座やムーラトリコーナ、高揚の星座あるいは減衰の星座とアスペクトを組むとき、結果は少し違ってくるので注意が必要です。
(by東西研究所)
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グル・チャンダラ(ル)ヨーガというヘビ
ちょっと用心したい惑星配置があります。このヨーガをもつ人は現代風に具体例をあげると・・。
●話の中心に、いつも自分をおく人。
●人の苦言に耳をかさない人。
●自分のした失敗を棚に上げ、周囲に八つ当たりする人。
●自分にふりかかった不幸の原因を、いつも他者にもとめる人。
●つねに損得で物事をかんがえ、恩をわすれて返さない人。
●自分の記憶をすべて自分に都合よく解釈し、事実をねじまげて記憶を書き換えていく人。
ようするにトラブルメーカー。時々自分がそうじゃないか、調和のこころを大切にしているかを確認しながら生きなさい!というラオ師の教えですね。
よく似た配置に「グル・マンガラ・ヨーガ」というのがありますが「火星」と「木星」の絡みによるグル・チャンダラ(ル)ヨーガと、グル・マンガラヨーガの判断はむずかしいところ・・ようするにラーフが絡んでいなければグル・マンガラ?
※「火星」と「木星」のコンビネーションは「叡智と実行力」をあたえる。これがグル・マンガラ・ヨーガで、それが成立するハウスについての強さを与える。これにラーフが絡むことで「欲望の達成」「油断ならない状態」という意味に置き換えられてしまう。
グル・チャンダラ(ル)ヨーガ・・(傷つけられた木星)
1)「木星」は蛇使いの笛。理性を表し、「ラーフ」は蛇。グル・チャンダラ(ル)ヨーガは「木星」と「ラーフ」のコンビネーションをあらわし、「木星」のもともとの象意である宗教性や道徳性を失うといわれています。
2)「火星」は蛇の本能。「木星」が「5室支配星」で「火星」からのアスペクトを受けると最悪。「しし座ラグナ」あるいは「さそり座ラグナ」の場合、火星は、生来的に冠婚葬祭に凶意が強いうえに「ラーフ」が絡むと、「流血や怪我、別離」をもたらしたりします。
3)「ラーフ」は単独では理性を持ちませんが、"竜の頭"なので知性は持つため、手段を選ばず独自の手法で目的を達成しようとします。「木星」の影響下で「ラーフ」がせっかく理性を与えられても、「火星」が関係すると、ラーフは我を忘れて木星に牙を向けてきます。ラーフは狡猾で油断ならない蛇。ラーフが蛇の呪いに例えられることが多いのはそのためです。「火星」と「木星」だけなら「本能+理性」の合力とみなせるが、「ラーフ」が絡むと、このように危険な状態をあらわすことになります。
4)「獅子座ラグナ」だと木星は(5,8室)の支配星(※8室はモクシャなので精神的修養には向くが、変換の部屋の意味するとおり現状を変えてしまう偶然をもたらし、幸、不幸を問わず本人には制御できない)で火星は(4,9室)の支配星。ラーフと木星が絡むと親のモラルのなさが、子供に悪影響を与え、犯罪をおかしても平気な人間に育ったりします。
また、「さそり座ラグナ」だと木星は(2,5室)の支配星で火星は(1,6室)の支配星(※6室はウチャヤなので困難をもたらすが、それに立ち向かう強さと競争による獲得もある)となり、どちらのラグナも「5室」とケーンドラ、そしてドゥシュタナが関連しています。
5)「ラーフ」は「木星」に、「ケートゥ」は「水星」からの保護を受けるのを良しとしますが、在住すると惑星を傷つけてしまうため、コンジャクトは良くない。単独で在住するほうが望ましい。
「木星」から一方的なアスペクト、あるいは室の支配星(ディスポジター)として「木星」がラーフに保護を与えるのが最良ですが、どれだけ「木星」が傷つくかは度数と、それぞれの強さで決まります。(互いの度数が近ければ近いほどわるく、木星が弱っていると、ますます厳しい結果になります。)
6)また、それらの影響は青年期の「ラーフ期~木星期」に現れ、また、傷つけられる側である惑星の状態が弱ければ、そのコンジャクト惑星のダシャー期でも悪影響が現れます。また、蛇が噛みつくかどうかは「火星」と「木星」の力関係にもよります。
※これは「火星」と「木星」、そして「ラーフ」間での関係の強弱によって程度によって差がでてきます。いずれにせよ「ラグナ」がつよい状態(吉星がラグナで高揚していたり、良い状態にある吉星からアスペクトを受けていたり、凶星によって「ラグナ」が傷つけられていない)ならば、全てのアリシュタは「解除」されてしまいます。
●形成される条件(インド占星塾からの抜粋)
(1)木星がラーフによって傷ついている
(2)木星がケートゥとコンジャンクトし、凶星によって傷ついている
(3)9室と木星が傷ついている
(4)6室の支配星と9室の支配星が絡み、ひとつが凶星あるいは逆行している
●キャンセルされる条件
(1)出生図でもナヴァムシャでも、グルチャンダラヨーガが弱い場合
(2)ラーフと木星のダシャー期が人生において訪れる見込みがない場合
(3)ラーフと木星のアンタラダシャー期に発現するものの、土星期にはいるや否や消滅する。
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