たけ彡さき∞のインド占星術の極意1-1:ハウス (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452261000.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意1-2:惑星の象意 分割図 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452260226.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その2:ナクシャトラとAK (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452259995.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その3-1:ラグナ(ASC) (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452259880.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その3-2:惑星 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452259544.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その4:簡単チャートで占う (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452258500.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その5:恋愛、結婚、子供運 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452258399.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その6:金運・仕事運 (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452258300.html)
たけ彡さき∞のインド占星術の極意その7:健康運、ヨーガいろいろ (ジオシティーズ終了による引用)
(https://ameblo.jp/mst9/entry-12452257762.html)
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たけ彡さき∞のインド占星術の極意
管理人たけ彡さき∞が、森羅万象を解明する方法のひとつとして、伝統的思想を背景にもつ『サイドリアル占星術』インド占いの極意を探るべく、研究しているページです。
ひとつの思想に偏らず、あらゆる角度から検証していく。固定観念をもたない基本姿勢が理想です。学ぶの語源は、まなぶ→まねぶ→「真似る」ですのでこのHPの記述のおおくは、他のインド占いを研究している方たちからの情報と、ラオ本からの抜粋、その他インド占星術関連HPからの抜粋を、噛み砕いて初心者にもわかるように(まだ難しい?)自分なりにまとめたものです。聞き覚えのない用語に関する基礎知識はインド占星塾のほうで仕入れてください。
※一部、確かでない情報も混じっていますのでご注意ください。
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インド占星術とは?
太古の昔からインドで伝承されてきたヴェーダVeda(インド語で「聖なる教典」)と、ジョーティシャJyotish(光の科学)をもとにした占いです。シュメール文明のなごりかもしれません(笑
その人の生まれ持ったホロスコープをみれば、その人が行動パターン、前世から積み重ねられてきた徳、カルマ(業)がわかります。
生まれ持った自分の人生傾向、果たすべきテーマを占星術によって掴む。星からのメッセージによって内面に眠ったスピリチュアルな光を救済する。迷いがちな人生の道しるべ。間違っていた行動パターンを改善させるために使われるべき占いです。
ところで、インド占星術では、西洋占星術とは違ってリアルな星の配置で占います。これを”サイドリアル”と呼びます。
毎年の春分点を「牡羊座0度」とするトロピカル方式(西洋占星術)の惑星度数から23.3~23.4度のずれ(この誤差をアヤナムシャと呼びます。)を差し引いた度数でサイドリアル方式とよばれるネイタル・チャート(ラーシ)をつくります。
その他、惑星の値を9倍したナヴァムシャ・チャート(潜在する心理)、個別のテーマごとに特化した各分割図、幸運度を計るアシュタカヴァルガなど運気を探る装置、惑星トランジットやダシャーと呼ばれる惑星サイクル(人生テーマやカルマの顕在化する時期、運勢の変化)をみたりする、実に奥深く複雑な占星学です。
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占うには正確な出生時間と出生地が必要です
個人の出生時間(できれば分、秒単位まで)は精密さが命!誕生チャートや惑星の性質を見るナクシャトラ、各種チャートや運勢の切り替わりをみるダシャーにとって、出生時間にズレが生じると、鑑定にもズレが生じることを前もって知っておいてください。例えば出生時が1分ずれた場合、ダシャーのもとになる月は十二宮図(360度)上を、平均 2 時間あたり 1 度 の割合で移動しています。1 時間で0.5度、1 分あたり 0.5分度の割合で移動していることになります。とくにナクシャトラの境目ならば隣に移動したり、00度線上の惑星ならば隣の星座へ移動。ラグナも場合によっては移動。Vダシャーならば出生時間が1分ズレることで、期間の始まりが 4.3 日もズレることになり、それ以降のダーシャの期間もズレてしまいます。
誤差が大きくなれば成る程、現実に起こる現象や時期が違ってしまい、その結果、鑑定ははずれることになってしまいます。
このぺーじでは簡単なラーシの占いかたと占いでもっとも重要な惑星と各室(ハウス)を紹介します。
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月のナクシャトラで占ってみよう
インド占いでは、移ろいやすい物質世界(文明社会)や人の心を、満ち欠けする「月」に例え、確固たる霊の世界を、いつでも丸いままの「太陽」で例えられています。西洋文明とはちょっと違いますね。現実世界においては「月」の動機によって人生が強く左右されるため、「月の度数」は、太陽よりもインド占星術では重要視されています。
太陽→確固たる魂の最終目標(魂の成長手段) 月→人間の心の深い部分、行動の動機
月のナクシャトラは、おひつじ座00度00分~13度20分のアシュビニーに始まり、27番目のナクシャトラである、うお座16度40分~30度00分のレーヴァティまでの27星宿に分割されています。
明るさを増しながら希望に輝く月は、吉祥です。こころが安定して、幸運おおい人生へと導いてくれます。反対に、明るさが十分でない、暗い月(太陽の3度以内に近づいて月食や日食になったり新月の月)は良くありません。(ただし木星からのアスペクトがあったりラグナロードが強いときは心配ありません)疑心暗鬼になったり、こころの安定を保ちにくい傾向が。
ナクシャトラとはいわゆる「宿曜経」の元となったインドの占い。空海が中国から日本へ持ち帰った経典のなかにあったと伝えられていて、月の配置ごとについた名前が、「胃宿」とか「翼宿」とかの漢字に変わっていたりもします。
自分の本質や動機は月のナクシャトラで確認して、歩むべき人生は、ラグナや太陽のナクシャトラを参考にしてみるのもいいかも。月のナクシャトラであなたの生まれ持ったキャラを確認しましょう。
詳細は、ナクシャトラとアートマカラカ インド占星術の極意その2へ
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簡単にラーシを占ってみよう
手元にインド占いのホロスコープがあったら、簡単にあなたの人生傾向をみてみましょう。ラーシちゃーとは前生のリメイク版。あくまでも運勢の進みやすい傾向として、良くない部分は意識して修正しつつ、より良い人生を歩みたいものです。
1】3つ以上の惑星集中のあるハウスは、人生においてウェイトを占めるテーマです。
2】12,1,2室に惑星が集中しているなら自分がテーマ。6,7,8室に集まれば他人や配偶者がテーマ。3,4,5室に集中ならプライベート中心の人生。9,10,11室集中なら公的生活(職業とか)が人生の中心になります。
3】太陽があるハウスはあなたを鍛えるテーマ。月があるハウスはあなたが興味ひかれるテーマ。ラグナはあなたの目指す生き方。詳しくは→極意3へ
4】星座の支配星どうしの星座交換はありますか?惑星同士をあたかも自室にいるかのように強くします。
詳しくは簡単チャート インド占星術の極意その4
5】サットヴァは生まれ持った善性。吉星が支配する星座(おうし座てんびん座いて座うお座)に多くの星が在住すると、サットヴァ性が増すと一般にいわれています。惑星がいくつ入っていますか?でも、柔軟星座(いて座、うお座、ふたご座、乙女座)に多すぎるとただの夢想家で終わってしまうきらいがあります。
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テーマ別にハウスをみる
それぞれの室のもつ象意と「生来的な表示星」
※各ハウスの象意を下にまとめましたが、すべての象意が人生にあらわれる訳ではなく、可能性を示すものです。その人の生まれ持ったカルマに無いものは出来事として顕在化しませんし、年齢によって現れる象意も変化していきます。
※生来的な表示星である惑星がその室に在住するのは強すぎて、あまり良くないといわれています。
※一部、ネット情報で得たもの、検証が怪しいものも含まれます。コピペ元の方、不快を感じるようでしたら遠慮なくご連絡ください。m(_ _)m
1室
体格。魂。自分自身。自我。自尊心。健康。出身地。人生全般。上昇する1室の生来的な表示星である、太陽は身体(健康)体つきを表します。身体になにか起きる場合、ほとんどラグナ(1室)やラグナロードが関係しています。1室の両隣12室と2室から同時に凶星に挟まれていたり、ドゥシュタナ(6,8,12室)支配星が在住するとあまり良くない。たとえば6室支配星が在住すれば、けがや病気と縁がある。木星が1室にアスペクトすると体格がおおきくなる傾向。1室に火星在住は色黒で筋肉質?
1室に在住する惑星およびラグナロードとコンジャクトした惑星は、人格に大きな影響を与えます。とくに、最強パワーを発揮する「ラーフ」や「ケートゥ」がラグナロードとコンジャクト、あるいは「1室」に在住した場合、型破りな行動や異常性を及ぼすことも。ラーフが在住すると個性的で、時にはエキセントリック。わがままだったり。(星の状態や、全体の絡みによっても違ってきます)1室に木星が在住すると穏やかで大柄な人。月や金星があれば優雅さをもつ。ラグナロードが7室に在住すれば相手に奉仕したり信頼されたりする傾向。出身地はラグナの星座でみます。また4室支配星が1室に在住すると、親や家と縁の深い間柄となります。
ラグナ(1室)にヴァルゴッタマ(9分割図とおなじ位置をもつ惑星)があると、その人の健康、評判、人生全般を強くし、吉祥化させます。ラグナは今生において発達させるべき特質を表しており、ヴァルゴッタマがあれば、その道を歩むことに迷いがありません。1室が強いということは自意識が強いことにもなりますが、自分をしっかり表現するということにもつながります。問題はこの1室がどの室と絡んで、どういう状態であるか、がポイント。
2室
財産、両親。身体を維持していくために必要な食べ物、話すこと、幼稚園までの家庭のしつけ、衣服、所有する物、目、自分で稼ぎ出すお金、実家。これらは最初は両親から与えられ、後には自分自身で調達しなければなりません。このハウスに火星がアスペクトまたは在住すると悪口をいい、土星が絡むと嘘をつきやすくなる。2室の表示星である木星が絡むと良い言葉を話す傾向。2室に火星がつよく絡むと子供の時期に争いがあったり、挑戦的な話し方をしやすく、体や顔に怪我をしやすい。土星やケートゥが絡むと貧困、小食。金星が絡めば美食家に。ラーフは酒好きをあらわします。2室はパナパラ・ハウス(2・5・8・11室)でもあります。
また「2室」には「蓄積されてゆくもの」としての金銭、記憶、感情、家族といった事柄をあらわします。2室は死(マーラカ)のハウスとも言われていて、病気の原因をみたりもします。金銭や感情問題など、長く溜めに貯めたストレスに起因するトラブルや疾患、生活習慣性による疾患が予想されます。火星や土星、らーふの絡みがあって傷ついている場合、融通の利かない頭の固さとなったり、あこぎに稼ぐという象意も。
※2室が地や水の星座だと蓄財には有利。物欲がつよくお金を引き寄せる。2室に「月」在住→大衆相手の仕事に向く。「火星」在住なら購買意識のつよいとき金運が強くなる。「水星」在住は商売のための言葉(コピーライター)、知性、計算力に力を発揮する。「金星」在住は快適さにこだわり、生活に密着したものや可愛い物の収集や趣味、道楽などから得る収入。ネイルアート、化粧品、社交性を生かした女性相手の仕事など。「木星」在住は浪費もあるが「木星の年齢域」になってから凄く金運がよくなる。
3室
お金を得るためには働いて勇気や努力を見せなければいけない。このような努力は、伝統的な社会にあっては弟妹の協力を得て初めて可能となります。ですから3室は、労働(自営業?)、職業トレーニング、商業学校、趣味、スポーツ、勇気、努力、弟妹、短距離の旅行、移住を意味します。(3室を1室として妹のホロスコープをみることができます。)3室には、吉星よりも凶星(3室の表示星である火星や土星)が在住する方が良く、凶星があれば、努力や強い意思力を身につけることができる。「情報媒介、文筆、ダンス、音楽の芸術表現(芸能人や音楽家は3室が強い)習い事。」3室支配星と太陽、1室、10室との関わり方で芸術関係を仕事にしたほうがよいのか趣味のレベルかがわかる。仕事や場所を移動する。耳。3室はトリシャダ・ハウス(3,6,11室)で、カーマハウス(3,7,11室)ひとつ。これらは「欲望(煩悩)」をあらわします。3室は、在住するともっとも力の弱まる「アポーキリマ・ハウス」(3・6・9・12室)でもあります。
このコミュニケーションの部屋に吉星があると、人との身近な交流体験を重んじる、とても勇気のある人になる。ただし、怠惰さや努力なしの成功という象意も。「木星」と「金星」のコンジャンクトは、客観的で冷静な思考の開発を目指している人が多く、他人を見抜く優れた眼力、冷静になって自分を見つめることのできる能力を有する。この才能が、サークルやグループに参加して活動するとき大いに役立ち、個性的で優秀な数多くの友人に恵まれる。「太陽」在住は公官庁とか会社組織に勤務。4室には「土地、安定」という意味があるので、4室から12室めの3室には、それが失われて「短い旅行」「不安定」「放浪」という象意がでてくる。
4室
旅にでて、ふっと落ち着くと土地や乗り物を持ちたくなります。それで「土地」「家」「乗り物」という象意がでてきます。土地を持ち、家が出来て心が豊かになります。母親、母性、結婚生活、こころの安定、料理などの女性的な趣味。義務教育(~高校まで)資産。土地。建物。学校、施設。密教(占星術や関連する科学など)。乗り物など。4室に金星(美しいもの)在住だと部屋を飾りたてる傾向。家庭の象意を集めた4室は「幸せの室」とも呼ばれています。1室ー7室を地面の境界線と考え、2室~6室を地下、8~12室を地上とする概念があります。4室はもっとも地下となり、内にこもる感じ(家庭を大切にする、家の中で活動する、など)となり、一方、10室は外での活動(対外的な仕事)のイメージとなります。母親や、こころの安定度を「4室の表示星である月」とおなじく「4室」でみます。月はとくにラーフや凶星のダメージをもろに受けやすい。4室と月が傷ついている場合、母親になんらかの障害があることをあらわします。とくに月が4室在住なら苦労人の母親。4室を1室と見立てて母親を占ってみることも出来ます。
5室
生活にゆとりができたら義務教育ではない教育、学習(大学)、熟考(知性と識別力)。インスピレーションをもたらすテーマ。創造性(才能)の追求。やがて異性を意識するようになり恋愛と子供(妊娠)です。5室は、幼・青年期においては教育、成人・中年期には恋愛と子供(5室の表示星である木星は子供の表示星)、壮年期以降は精神の鍛錬(修行)。また、ここで堕胎の有無や恋愛運の良し悪しをみたりもします。過去生で積んだ徳。5室(娯楽)がおうし座で月在住なら、食べたり飲んだりすることが娯楽になる。1室と5室で星座交換などがあると創作、エンターテイメントに深く関わる人生。3室(芸術)と関われば美意識がつよい。5室や9室トリコーナは、理想や信仰、神を追い求める配置。4,7,10室ケンドラは人としての現実生活のイメージです。どちらか一方に偏らない、理想と現実の融合が理想的ですね。また9室から9室目である「5室」は祖父にあたり、ラグナにラーフがあって、5室にラグナ支配星がある人は祖父の生まれ変わりかもしれません。
6室
6室は、在住するともっとも力の弱まる「アポーキリマ・ハウス」(3・6・9・12室)であり、スピリチュアルな5,9,12室と対極になるトリシャダ・ハウス(3,6,11)で怒りのハウスです。学習をすれば「試験」があり、「競争」や「敵」が発生します。恋愛にも「障害や苦悩」がつきもの。教育(第5室)が修了すると労働や奉仕が始まり、それに向けてのすこやかな「健康作り」の段階に入ります。それと同時に、試験、病気、事故、障害、敵対、部下、借金、訴訟、闘争、選挙、下腹部(腸)の問題も出てきて、6室はこれらの象意を意味します。1室(身体)支配星が減衰して弱いうえに6室が在住やアスペクトで傷ついている人は、やたらと健康問題に悩まされます。6室は3室と同様、凶星が在住する方が吉星が在住するよりも良いといわれます。凶星(6室の表示星である火星や土星)があれば、攻撃力や集中力がつきます。ライバルを蹴散らすスポーツ選手なんかは6室の強い人が多い。試験、闘病には火星とかがあると良い。(ただし議論や敵愾心などの意味もつよまるので人間的にはどうかなー)吉星が在住する場合は、集中力の欠如がみられるそうです。
※競争心。変化或いは突然の収入の獲得。哲学宗教的な名声、名誉、尊敬、威厳。奉仕。修行と耐乏生活。看護師。医者。母方の叔父。奮闘の室であって、素晴らしい仕事を実行するための能力。外国人或いは遠方の親類。太陽、土星或いは火星が在住すると、敵を破る能力。それらは依然として人生での健康問題と多くの闘いを与える傾向。敵。盗難や訴訟などを示し、それが原因となって貧困を引き起こすことも予想されます。仕事と奉仕(カルマ・ヨーガのための、そして、修行者と耐乏生活のための我々の能力)。惑星の居心地がよい場合、精神的な進化をで助け、サービス精神を与えます。敵意をもつことも自己を否定するでもなく親切な人になります。(by samadhiさん)
7室
職(6室)につくと、人間関係(ビジネスパートナー)が形成され、やがて人生のパートナー(妻・夫・同棲相手)を欲するようになります。7室は、欲望のカーマ・ハウスのひとつです。自分と向き合ってサポートしてくれる配偶者は、5室で芽生えた恋愛で、6室での種々の困難を乗り越え、結婚に結びついてめでたく配偶者、性行為、情事を得ることになる。つまり結婚、人間関係、ビジネスパートナーは、7室でみます。また、「7室」や「7室の表示星である金星(結婚のカラカ)」と木星が絡む時に、結婚時期がやってくるとも言われています。7室にとても良い状態の吉星(金星以外)が在住していたり、7室の支配星が良い吉星であったりすると、恵まれた結婚および結婚生活と読み取ることができます。一方、7室が傷ついていたり、7室支配星が良くない状態であったりすると晩婚を示唆していたり、時には未婚(性的関係のみで終わる)を意味することもあります。聖者のチャートにある傷ついた7室は、結婚をせず、神に仕える結果として表れている、と考えることもできます。
7室に「12室支配星」が在住すると外国人に縁があり、逆に12室に「7室支配星」があるとパートナーを失うってカンジ?悟りを得るためのパートナーの喪失や遠い外国や異文化圏での結婚・・ケース・バイ・ケースですね。
7室は2室同様、死(マーラカ)のハウスとも言われています。7室に在住した惑星はマーラカ惑星となって、7室支配星が7室在住だとさらにマーラカの意味が強まります。とくに6,8室絡みなら、2-7室関連の惑星だしゃー期には病気、怪我、トラブル、死・・に注意(イヤ~!!)7室には戦争の象意もあります。
ラグナが「柔軟星座」の場合、「7室」支配星や在住星がバダカ(トラブルを引き起こす表示体)です。バダカ・ハウスの支配星、在住する惑星、バダカと絡む惑星がバダカになります。
8室
結婚によって相手と深いかかわりをもつようになります。さらに踏み込んだ人間模様。8室の表示星は土星。秘密主義。家庭に落ち着くと、次は長生きをして人生を謳歌したいと思うようになる寿命(生命)のハウスです。オカルトや研究(直感や透視能力を通じて占星術による目を開花させる)、窮屈な思いをしながら得られる配偶者やビジネスパートナーから与えられるお金。「遺産」(5室支配星が8室に在住すると父親が早くに亡くなって遺産が入る?)。配偶者の家庭(配偶者の実家)でもあります。また、「10室」支配星に絡めば銀行か保険、秘密情報関係の仕事。株など秘密の資産。「11室」と絡めば組織からの圧力や義務。月から見て8室に惑星集中⇒引きこもり。マイナーでオタク的な世界にのめり込む。孤独と研究熱心さ。アユース。9室の「正義、厳格さ、高潔、貞節」が失われた室であるので「不誠実、不規則、突発性」などの意味が出てきます。良いと言われる室の手前の室に良くない象意が多く含まれるのは12室目にあたるから。
お互いの愛がすれ違い、トラブルが出現して精神的苦悩を生みだします。なかには疲労か重なり、慢性病にかかってしまう人も。この室が傷つくと、短命になる傾向。「突然」離婚とか夫が死亡して「遺産」が入る。「苦悩、トラブル、慢性病」を意味することから8室に絡む惑星によって、吉凶が左右されやすい。
9室
良い行ない(宗教的な善行)によって長生きできるので、9室は宗教性、高潔さ、霊感(インスピレーション)、魂の目的のハウスです。また、伝統的に家長は宗教の師にも擬せられました。北インドでは、父親は9室(南インドでは第10室が父親を表わしています)。9室は人間としての父親。10室は立場としての父親。9室に太陽が在住していると父親に縁が薄くなる。(親が離婚、父親が早死に、または疎遠)派生して9室は、教師、師(グル。指導者)のハウスです。「9室」の支配星が「12室」で減衰していると、父親との別離、教師との別離。「9室」に「10室」が絡めば、高度な学問(修士や博士のような大学院レベルの教育)が仕事に絡んで知恵や知識を元にしたアドバイザーや講師、法律家など。遠距離旅行、交通。外国。今生で積む徳。神の恩寵。大学。「9室」で「9室の表示星である木星」と「ケートゥ」がコンジャンクトするのは精神性にとって良い配置。
良いことずくめのような9室は、じつは10室から見て「12室目」。10室は、キャリア(仕事)のハウス。「9室」は、おそらく倫理的か、スピリチュアルな理由、あるいは旅行の理由で、キャリアや仕事を失うことを意味します。(「ポール&清水俊介」さんから引用)9室は、在住するともっとも力の弱まる「アポーキリマ・ハウス」(3・6・9・12室)であるので、惑星が在住する場合、ケンドラに惑星があるよりも世間的には目立ちません。
ラグナが「固定星座」の場合、「9室」がバダカ(トラブルを引き起こす表示体)・ハウスになります。
※「正義」と「厳格さ」「高潔」「貞節」などは、神が個人に求められるものですし、「苦行」を行う信者を守りたもうのも神です。神に祝福されたものには「幸運と栄光」が貸与されることでしょう。(「スワミから学ぶインドの叡知」より引用♪)
10室
行ない(カルマ)。公の場での行動。ケンドラ最強のハウスです。10室の表示星は水星。9室で”宗教的倫理を身に付けた”人間には、10室において「社会的地位」が与えられたり「権威や権力」「名誉」が与えられることになります。「9室」「10室」の絡みは最高のダルマカルマ・ラージャヨーガ。10室は職業、名声のハウスでここに「太陽」があると歴史に名を残せる可能性があります。「職業」や「昇給・昇進」はこのハウスでみます。この部屋で惑星が集中していると仕事熱心になり、何かの目的を達成しようとします。10室は幸せの室ですが、努力が報われる室でもあります。ここに吉星が在住すると吉意が増します。一方、ここに在住する凶星は、最初には厳しい努力を要求しますが、その後の達成が見込まれます。吉星が在住していても凶である室、例えば6室や8室などが絡むと吉意が傷つくので、吉凶混じることになりますが、ダルマカルマの組み合わせに加え、惑星に傷がまったく無い時、最高の結果が期待できます。
一般的に「10室」に「12室支配星」が在住すると、仕事運の悪さを表わしますが「星座交換」となると、話は変わってくるようです。良い意味も悪い意味も両方出てくることが多い。たとえば「損失(12室)が仕事(10室)にダイレクトな影響を与える」と見れば悪い意味ですが、「海外(12室)でステータス(12室)を得る」と見れば良い意味になります。あるいは「仕事(10室)を失う(12室)」と見れば失業の運勢ですが、転職運が良くなる「単に失業するのではなく、すぐ次が見つかる」とも見れます。(byうちゃ)
11室
獲得。兄、姉。 「成功を達成する」「願望成就」「仕事の結果で得る利益(非所有)」「名誉」「受賞」「異性への憧れ」今生においてどのような願望がかなうか、どんな願望を抱くのか、その願望が得られるかどうか。(ウパチャヤ在住の凶星でしっかり願望を成就させ、12室で未練を残さず解脱するとベスト!)10室でなにを得るかは、11室で見ます。カーマ・ハウス&トリシャダ・ハウス&ウパチャヤ・ハウスの最後でもっとも強力な欲望。欲望―怒り―貪りは「地獄に通じる三つの門」で魂を破壊します。阻止する方法は足ることを知る、それだけ。収入や成功は、どれも次の努力の動機となるが、収入が多ければ多いほど、貪欲になってしまう。「足るを知る」ことで「貪り」をコントロールすることができる。そしてその方法は、第5室によって表される識別(熟考)に根ざしている。(Asutro Diaryの内容を要約しました)
ここに「惑星集中」があると「貪欲」になりがち。欲求がつよくても、願望の11室やその支配星に悲しみの「6,8室」が絡むと願望が叶わない。11室の表示星は木星。また、3室には「弟妹」の象意がありますが11室は「兄姉」のハウスです。なぜなら11室から3室目は兄姉の弟妹、1室(自分自身)になるからです。他には組織、友人、グループ、サークル。立法。足。耳。
ラグナが「活動星座」の場合、「11室」がバダカ(トラブルを引き起こす表示体)・ハウスになります。
12室
11室取得の部屋で得た収入は12室で消費されます。それで「(悟りを得る為の)損失(喪失)」のハウスと呼ばれています。12室の表示星は土星です。1室に12室支配星が在住・・生まれ故郷(1室出身地)から遠く離れて住んでいる。または疎遠になっている。隠遁。外国。移住。隔離。目。1室の「健康」を失って入院。1室自我をうしなって逮捕、牢獄。人生の最終段階のハウスでもあるので、死の準備のハウスでもあり、解脱を意味するモクシャハウス(4,8,12室)の最終ステージです。損失をあらわすので12室が絡んだ惑星やハウスの象意(たとえば美の金星に12室絡みの火星がアスペクトすると美の破壊)を損ねます。7室支配星(配偶者)が12室在住(入院)とか。12室には1室が失われて出てくる象意が多数含まれています。しかし、物質的な側面からは良くない象意が多数認められるものの、1室の「自我」が無くなることは、個人の最終目標であるモクシャに到達することになり、良い象意として「苦悩からの開放。布施」などが挙げられます。良いことが悪いことにもつながり、悪いことが良いことにも発展することもあるでしょう。なにを良いこととし、なにを悪いこととするかは、その人の価値観によります。その人の12室が運ぶものとは....。(「スワミから学ぶインドの叡知 」より引用♪)また「4室」から9室目である「12室」は祖父にあたり、ラグナにラーフがあって、「12室」にラグナ支配星がある人は祖父の生まれ変わりかもしれません。
※各ハウスのひとつ前のハウスは12室とおなじ性格をもちます。
12室は1室の肉体を失っている状態。同じようにたとえば、生命を意味する8室から12番目のハウスである7室は、生命を損なうので死を意味する「マーラカ」ハウスとされています。8室から8室目の3室は、第8室と同様に生命を意味します。ですから、そこから12室目の2室は、生命を損なうので死を意味するマーラカのハウスとされます。また、宗教性や功徳を表わす9室から12室目の8室は、宗教性や功徳を損なうので、悪徳や隠れて何かをする(秘密)という意味もあります。また、8室はモクシャハウスでもあるので、タントラやマントラという意味合いも生じます。瞑想、秘密の知識、オカルト。精神世界、ボランティア、福祉団体、インターネットなど公的な社会から隠れた領域でもあります。(MMさん談)
12室で惑星集中があったり、12室関連のアスペクトが多いひとは、在住するともっとも力の弱まる「アポーキリマ・ハウス」(3・6・9・12室)であることからも、世間では目立ちにくいかもしれません。裏舞台での活躍、縁の下の力持ち的存在。影から世の中に影響力を振るうタイプです。社会から隠遁的な環境下で宗教的活動をして成功するとか。12室に在住する木星は秘教的知識などを表し、またラグナロード火星と7室支配の金星のコンビネーションはセックス。金星が強いと非常に官能的で快楽を追求する人になる。
※各室のパダは、各室の最終結果。惑星の支配するハウスの象意が遠因となって、惑星という種を在住ハウスに撒き、縁をつくり、その結果、花が開いて生じた結果が、パダのあるハウス。良いことであれ、悪いことであれ収穫を表示します。(by白猫さんからの情報)
各室(ハウス)の流れから、女性の広範的な人生傾向を眺めてみました。「1室」で誕生した肉体はまもなく自我に目覚め、「2室」の家庭で言語能力や生活力(躾)を育まれ、「3室」で事故表現力を手に入れて親兄弟からの自立を果たし、「4室」で母になり居場所を手に入れ、「5室」で子供を産み、「6室」で病気にかかったり労働や奉仕をして、「7室」で結婚。ここから世間へと意識が拡大しはじめます。「8室」は極めてプライベートな世界。夫やその家族とのつきあい。やがて遺産が入り、「9室」で理想に目覚め、高度な知識を人に教えたり、「10室」で公で目立つ活動をして、「11室」で仲間と利益を分け合い、物質欲や出世欲など、あらゆる願望を果たした後、「12室」で俗世間から離れた場所で精神世界へ入る・・
とはいえ、スムーズに精神的成長がすすまない場合も多いでしょう。悟りやボランティア精神(12室)を見失って、利益や願望(11室)にこころかき乱され、友情を失って仕事(10室)に打ち込むが、会社をリストラされて理想や真理(9室)に目覚め、道徳心を失って不倫(8室)に走り、パートナーと出会うがトラブって訴訟(6室)をおこされ心身を病んでしまい、(5室)創造や学習に活路を見出し、こころの安定(4室)を求めて、(もしくは恋愛を繰り返すが出産で恋愛から離れ)芸術活動やコミュニケーション、自営業にいそしむも実家(2室)の手伝いを求められたり親の世話になって自立できず、自分のアイデンティティ(1室)を捜し求める。下手をするとさらに混沌の世界や外国へと逃避(12室)したりして・・(ほんの一例ですが)
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